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モバイルバッテリー等の事故に注意してください

平成30年10月2日
経済産業省北海道経済産業局

 災害時に重宝されるモバイルバッテリーやカセットこんろ、近年では一家に一つはある製品ではないでしょうか。
 道内では、北海道胆振東部地震以降、両製品の品薄状態が多く見受けられ、その需要の高さがうかがえますが、安価な海外製品も多く販売され、説明書が添付されていない製品や、その手軽さから注意事項等を読まれない方も多いかと思います。
 しかしこれらの製品は、適切に使用しなければ大きな事故を引き起こします。
 今一度、ご自身が使用している製品状態や使用方法を確認し、事故の防止に努めてください。

モバイルバッテリーの事故

 モバイルバッテリーは、近年、リチウムイオン蓄電池搭載の高容量で安価な製品が多数発売され、需要の高まりとともに、事故報告の件数も増加しています。
 リチウムイオン蓄電池は、電気をため込むセル部分と、充放電の際の保護回路で構成されており、このいずれかに不具合が生じた際には、破裂、火災などの事故が起こります。
 また、スマホ、タブレットなど、リチウムイオン蓄電池が搭載された製品も、同様の事故が発生する可能性があります。

<主な原因と対策>

  • 製造上の不良(異物混入や組み立ての不具合等)
    消費者側で気がつくことは困難ですが、このような場合リコール製品の可能性が高いため、使用製品が「リコール対象製品かどうか確認」することも重要です。
    対象だった場合は速やかに使用を中止し、製造・輸入事業者や販売店に連絡してください。
  • セルや保護回路の損傷(落下、押しつけなど使用上の外的要因)
    事故原因として一番多い「損傷」は、消費者の使い方に起因するものです。
    落下させてしまった、鞄の中に入れた状態で知らないうちに押しつぶされている、車内など直射日光が当たる場所へ放置している、鞄に入れっぱなしで充電しているなど、意外と行いがちです。「衝撃」「圧力」「熱」には特に注意してください。
  • バッテリーの寿命
    寿命の期間は製品や使用方法によって大きく変わります。
    使用中の製品に「変形」や「過度な発熱」が見られる場合はすぐに使用を中止し、適切に廃棄してください。
写真:充電中、煙が充満し発火充電中、煙が充満し発火(再現)

 また、上記の様な原因と相まって、充電中の事故も多数報告されています。
 目の届かない場所や就寝中の充電は事故の発生に気がつきにくいため、充電は目の届くところで行うことや、周囲に燃えやすい物が無い事を確認して行う様にしてください。

カセットこんろの事故

 ガスボンベをセットするだけで、どこでも調理が出来るカセットこんろ。手軽に持ち運べ、災害時にも活躍してくれる便利なものですが、使い方を間違えるとボンベが爆発し大きな事故につながります。

<主な原因と対策>

  • カセットボンベの装着不完全
    カセットボンベには装着位置を示す切り欠きがついており、これを確認せず無理に装着しようとするとガスが漏れ出し事故に至ります。使用時には必ず正しい装着位置を確認してください。
  • カセットボンベの外部からの加熱
    使用中のカセットボンベに必要以上の熱が加えられると、「圧力感知安全装置」が作動し、火は消えますが、ボンベを覆うような大きな鍋を使用したり、カセットこんろを2台並べて大きな鉄板を使用するなどした場合、輻射熱等で爆発炎上に至ります。
    五徳より大きな鉄板や鍋の使用、こんろを2台並べての使用は止めましょう。
  • カセットこんろの保管
    カセットボンベを装着したこんろを、ガステーブルの排気口の上に置いたまま、ガステーブルのグリルを使用したため、排気口からの熱でボンベが加熱され爆発した事故や、カセットこんろを置いていたIH調理器の電源を誤って入れてしまい爆発事故に繋がった事例が報告されています。
    カセットこんろやカセットボンベは、熱を発する物の上には絶対に置かないでください。

 また、使用に際しては、カセットこんろに適合したカセットボンベを使用し、使用後は、周りに火の気が無いことを確認した上で、速やかにボンベを取り外しておくことも重要です。

写真:8分30秒で左側が「圧力感知安全装置」により消火

写真:12分55秒でカセットボンベが爆発

2台並べたカセットこんろを覆う鉄板を使用して発火(再現)
(左)(上)8分30秒で左側が「圧力感知安全装置」により消火
(右)(下)12分55秒でカセットボンベが爆発

参考


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