北海道経済産業局では、平成13年度より「北海道スーパー・クラスター振興戦略」として、バイオ産業の振興を戦略的に推進した結果、中核的研究拠点の整備や大学発バイオベンチャーの設立が活発化しているほか、道内バイオ企業が国内外のバイオ関連のビジネス表彰を相次いで受賞し、重層的なネットワークの形成など、北海道バイオ産業クラスターの発展が続いています。
また、平成14年12月、政府が策定した「バイオテクノロジー戦略大綱」においては、北海道がバイオ産業クラスター促進地域として特記されたほか、平成15年11月6日には当局の呼びかけで北海道、札幌市等の6行政系機関の長による「北海道バイオ・ヘルスケア振興サミット」を開催し、一丸となって、企業、研究者等の取り組みを支援することで合意し、協調して支援することとで合意したところです。
このような状況の中で、当局では、北海道内におけるバイオ産業の現状や動きを定量的に把握し、今後、バイオ産業の支援を効果的・効率的に行うための調査結果を集計し、公表することとしましたのでお知らせいたします。
なお、当局では、今後も定期的に本レポートを作成する予定です。
北海道バイオレポート2004〜企業データ編〜の主なポイント
- 1.急成長続く北海道のバイオ産業
・ 平成15年度の北海道におけるバイオ産業の売上(見込み)は234億75百万円、対前年度比22.5%増、4年間で倍以上の規模へ急成長している。 ・ 農業・食品分野や医療・医薬分野を中心に事業の拡大が行われている ・ 最近の取引や新商品の投入・開発状況から考えると、当面この傾向で推移するものと思われる。
- 2.姿を現したバイオ産業クラスター
・ 平成15年度の企業数は、大学発ベンチャーの設立急増や道外企業の進出等から65社となり、平成11年度(34社)の倍近く増大し、地域における相乗効果を高め始めている。 ・ 平成11年度から15年度において、売上区分を上げている企業数は延べ34社存在し、初年度の売上において2億円突破した企業や平成15年度に売上40億円を突破した企業もあらわれるなどダイナミックな動きがみられる。 ・ この結果、平成15年度の道内バイオ産業クラスターは、『道内バイオ産業を牽引する先行企業グループ(7社)』、『成長段階企業グループ(21社)』、『創業グループ(37社)』からなるピラミッドを構成し、基本的形成を終了し、さらなる発展過程に移行している。
- 3.大学発バイオベンチャーの動向
・ 大学発バイオベンチャー16社の平成15年度売上(見込み)は約12億円、従業者数約100名と急成長を遂げており、大学発バイオベンチャー総数でみると、先行企業1社相当の経営規模となり、地域にとって大きな効果がある。 ・ 設立当初から基盤となる事業を確保し、経営と研究開発のバランスを重視しているケースが増加し、ビジネスモデルの進化がみられる。 ・ 当局主催の大学発バイオベンチャーネットワーク交流会を契機に、民間組織が設立され、積極的かつ自律的動きがはじまっている。 北海道バイオレポート2004〜企業データ編〜(PDF/201KB)
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