北海道経済産業局では、本年6月から「ニセコ観光産業活性化連携プロジェクト」※に取り組んでおり、各種の事業を展開しております。
こうしたプロジェクトの進展に呼応する形で、今月末には株式会社ニセコリゾート観光協会が初めて自社企画による独自ツアーを商品化し販売するなど、観光産業活性化に向けた地域の取り組みが進展しています。
今般、同プロジェクトの一環として、この地域を対象とした初めてのマーケティング調査である「ニセコ・羊蹄観光マーケティング調査」を財団法人日本交通公社に委託し、その中間報告がまとまりましたので発表いたします。
その結果、ニセコ・羊蹄地域では、個人・小グループ形態の観光客を中心に、3割の観光客が豊かな自然と調和した各種の観光サービス事業を利用し、その9割が満足しているとの実態が明らかとなりました。
観光客の動向実態を数値化し、客観的データとして公表することにより、地域の観光サービス事業を営む方々への有用な資料となることを期待するとともに、観光産業に携わる全ての方々の取り組みへの参考となることを期待いたします。
なお、本調査結果の詳細については、来月24日にニセコ町で開催する「観光ベンチャーフォーラム in ニセコ」において説明することにより、地元関係者等の理解を深めて頂くほか、来年1月に実施を予定している冬期のマーケティング調査結果を公表することにより、今後も有用な観光ビジネス情報の提供に努めて参ります。
- 【調査目的】
- ニセコ・羊蹄地域(蘭越町、ニセコ町、真狩村、喜茂別町、京極町、倶知安町)のマーケットの現状、旅行内容、旅行の評価など、観光客動向の実態及びニーズ等について把握する。
- 【調査日程と方法】
- 平成16年7月30日(金)〜8月8日(日)
予め設定した調査地点において、調査員(又は宿泊施設従事者)によるアンケート票を配布。回答者本人が調査票を記入後、郵送にて回収。
配布数は5,926票で、有効回答数は1,789票(回収率:30.2%)。- 【調査結果のポイント】
- 1.夏のニセコを訪れる観光客の姿
- ニセコ・羊蹄地域を訪れる観光客は、道内客が6割を占め、そのうち札幌からの日帰り客が半数。一方、道外客は4割だが、その半数は関東圏からの来訪者。
1) 道内日帰り客 : (代表像)主に札幌から、自家用車を利用して、主に地元の農産物や加工品の買い物を目的に訪れる50代以上の熟年の夫婦旅行。ニセコへはこれまでに10回以上訪れている。
2) 道内宿泊客 : (代表像)主に札幌から、自家用車で、ホテルや旅館、山小屋やキャンプ場など、ニセコにある様々なタイプの宿泊施設をニーズに応じて利用し、主に温泉を楽しみに訪れる40代から50代の夫婦や小さい子供を連れた家族の宿泊旅行。ニセコへはこれまでに5回以上訪れている。
3) 道外客 : (代表像)主に関東から、レンタカーを利用して、観光地や名所めぐりを目的に訪れ、ホテルに宿泊する小さな子供を伴った家族旅行。ニセコへは初めての来訪である。
- 2.ニセコでの過ごし方
- ニセコでの過ごし方は、全体では、「買い物(地元の農産物や加工品)」が56.5%、「観光地や名所めぐり」が50%、「食事(昼食)」が46.2%であった。3つの観光客分類別では、下記1)〜3)の活動(アクティビティ)に人気が集まるものの、アウトドア、農業、ものづくり体験等、有料の観光サービス(飲食を除く)を利用した観光客は約3割あり、この地域の特性を表している。
また、利用したサービスに対しては、約9割の利用者が満足している。
1) 道内日帰り客 : 「買い物(地元の農産物や加工品)」(70.2%)、「食事(昼食)」(49.5%)、「温泉(日帰り)」(40.5%)等
2) 道内宿泊客 : 「温泉(宿泊)」(56.6%)、「買い物(地元の農産物や加工品)」(56.2%)等
3) 道外客 「観光地や名所めぐり」(62.5%)、「買い物(地元の農産物や加工品)」(47.3%)等
- 3.旅行の申し込み方法
- 旅行の申し込みは、宿泊施設に電話、インターネットなどで直接申し込む方法が主体。
1) 道内日帰り客 : 旅行会社を利用しない、個人やグループでの旅行が9割を占める
2) 道内宿泊客 : 旅行会社を利用しない、個人やグループでの旅行が9割を占める。宿泊施設の予約は、約50%が電話・FAXで、16%がインターネットで直接申し込んでいる。
3) 道外客 : 旅行会社の自由型パック旅行の利用は約4割を占める。パック旅行を利用しなかった人の宿泊予約は、約3割が電話・FAXで、25%がインターネットを通して施設に直接申し込んでいる。
- ※「ニセコ観光産業活性化連携プロジェクト」
- 「北海道産業パワーアッププログラム」の一環として、ニセコ地域の観光サービス事業者の取り組みを支援する目的に本年6月からスタート。(連携機関:北海道経済産業局、株式会社ニセコリゾート観光協会、財団法人日本交通公社、ニセコ町、ニセコ商工会)
平成16〜17年度の2カ年度に活動を集中して実施することで「地域発の新たな観光メニューの充実」等への取り組みを加速的に支援。- 【連携プロジェクトの3本柱】
- マーケティング調査と観光サービス事業者の発掘
- 事業者間連携の促進によるビジネス拡大
- 観光ビジネス情報の発信
■ ニセコ・羊蹄地域 夏の観光動向調査のポイント
ニセコ・羊蹄マーケティング調査(夏期)の概要(PDF形式/97KB)
|
【お問い合わせ先】 北海道経済産業局 産業部 サービス産業室 TEL 011-709-2311 (内線)2558 FAX 011-709-2566 E-mail hokkaido-service@meti.go.jp |