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ニセコ・羊蹄地域 冬の観光客動向について

~ 観光コンテンツの充実が課題! ~

平成17年3月25日
経済産業省北海道経済産業局

 「ニセコ・羊蹄観光マーケティング調査」の冬期調査の中間報告が、この程取りまとまりましたので公表いたします。
 経済産業省北海道経済産業局では、昨年6月から「ニセコ観光産業活性化連携プロジェクト」(注)に取り組んでおり、同プロジェクトの一環として、当該地域を対象とした観光マーケティング調査「ニセコ・羊蹄観光マーケティング調査」を財団法人日本交通公社に委託して実施いたしました。
 本調査はニセコ・羊蹄地域の観光ピークである夏季と冬季に調査を行ったもので、夏期調査については昨年10月に中間報告を既に公表済みです。
 本年1月に実施した冬期調査の結果、冬の観光客は、雪質・景色・温泉へ期待をもって、若い客層を中心として主にスキー・スノーボードや温泉を目的に訪れており、夏季の2倍程度と滞在が長く(平均:道内客2.6泊、道外客4.2泊)、道内客はもとより道外客の6割以上がリピーターであるという特徴が明らかになりました。
 一方、「屋外の体験活動」は、まだ少数の参加にとどまっているものの、参加者の多くが満足との評価をしております。
 こうしたことから、当該地域における冬季の集客力を更に高めるためには、雪質・景色・温泉等の自然の恵みに委ねるだけではなく、スキー等を目的に複数日滞在するリピーターへ多様な過ごし方の提案をし、満足度を高めるとともに、スキー以外を目的とする観光客を新規に取り込むことで市場を拡大することが重要であり、そのためノンスキータイプも含めた冬季における多様な観光コンテンツの充実が求められるところです。

【調査目的】

 ニセコ・羊蹄地域(蘭越町、ニセコ町、真狩村、喜茂別町、京極町、倶知安町)のマーケットの現状、旅行内容、旅行の評価など、観光客動向の実態及びニーズ等について把握する。

【調査日程と方法】

調査日:平成17年1月7日(金)~1月27日(日)

 予め設定した調査地点において、調査員(又は宿泊施設従事者)によるアンケート票を配布。回答者本人が調査票を記入後、郵送にて回収。(※一部については北海道運輸局アンケートと合体調査票で実施)
 配布数:5,751票で有効回答数は1,416票(回収率:24.6%)

【調査結果のポイント】

1.冬のニセコを訪れる観光客の代表像

 ニセコ・羊蹄地域を訪れる観光客は、道内客が7割を占め、そのうち札幌からの日帰り客が4割。

1)道内の日帰り客:温泉や昼食を楽しみに、主に札幌から自家用車を利用して何度も気軽に訪れる、50代以上の熟年夫婦。

2)道内の宿泊客:温泉やスキーを楽しみに、主に札幌から自家用車で訪れる若者。道内の日帰り客や道外客に比べて小さな子供を連れた家族も目立つ。

3)道外客:スキー・スノーボードを楽しみに、主に関東から複数の友人や知人とともにツアーバスで訪れ、4泊程度滞在する20代~30代のリピーターの若者。

2.ニセコ・羊蹄エリアでの過ごし方

 食事、スキー・スノーボード、温泉、買い物に集中しており、その他の活動(アクティビティ)は少ない。夏期調査で最も多かった「観光地や名所めぐり」(50%)は、冬期調査においては14.9%にとどまった。

1)道内日帰り客:「温泉(日帰り)」(45.8%)や「食事(昼食)」(45.3%)、「地元農産物や加工品の買物」(40.6%)を目的として訪れている割合が高い。

2)道内宿泊客:「スキー」(49.2%)、「食事(昼食)」(45.6%)、「温泉(宿泊)」(44.0%)を楽しんでいる。

3)道外客:「食事(昼食)」(60.0%)、「食事(夕食)」(57.1%)、「スキー」(51.2%)、「スノーボード」(45.9%)といった活動(アクティビティ)をしている割合が高く、スキーやスノーボードを目的とした滞在型の旅行であるとみられる。

3.旅行の申し込み方法

 道外客は、パック旅行が多い。宿泊施設を予約する場合は、電話、FAX、インターネットなどで直接申し込む方法が主体。

1)道内日帰り客:旅行会社を利用しない、個人やグループでの旅行が9割を占める

2)道内宿泊客:旅行会社を利用しない、個人やグループでの旅行が9割を占める。宿泊施設の予約は、5割が電話・FAXで、2割がインターネットで直接申し込んでいる。

3)道外客:旅行会社の自由型パック旅行の利用は5割超を占める。パック旅行を利用しなかった人の宿泊予約は、3割が電話・FAXで、2割がインターネットを通して施設に直接申し込んでいる。

(注)「ニセコ観光産業活性化連携プロジェクト」
 「北海道産業パワーアッププログラム」の一環として、ニセコ地域の観光サービス事業者の取り組みを支援する目的に本年6月からスタート。(連携機関:経済産業省北海道経済産業局、株式会社ニセコリゾート観光協会、財団法人日本交通公社、ニセコ町、ニセコ商工会)
 平成16~17年度の2カ年度に活動を集中して実施することで「地域発の新たな観光メニューの充実」等への取り組みを加速的に支援。
【連携プロジェクトの3本柱】
  • マーケティング調査と観光サービス事業者の発掘
  • 事業者間連携の促進によるビジネス拡大
  • 観光ビジネス情報の発信

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