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「ものづくり経営者の挑戦 ~北海道ものづくり企業の経営者群像~」の発行について

平成20年6月16日
経済産業省北海道経済産業局

 経済産業省北海道経済産業局では、「ものづくり経営者の挑戦 ~北海道ものづくり企業の経営者群像~」を発行し、2,000部(A4 カラー:54頁)を無料で配布します。
 本書では、北海道のものづくり産業が抱える障壁を破り、新たなものづくりや顧客開拓に積極的に挑戦する経営者の取り組みについて紹介します。
 取りまとめにあたっては、道内ものづくり企業の新分野・他地域展開の現状及び川下企業から見た道内企業のウィークポイントについても調査を行い本書巻末に掲載しました。

「ものづくり経営者の挑戦~北海道ものづくり企業の経営者群像~」の概要

(1)新たなものづくりや顧客開拓に積極果敢に挑戦し続けている経営者の取り組みを紹介
新分野・他地域展開を果たした道内ものづくり企業の中から16事例について、ヒアリングを基に経営者の決断や「挑戦」の過程などについて紹介。また、経営者たちの言葉から教訓を取りまとめた。
(2)北海道ものづくり経営者233名からのアンケート結果
北海道に本社を置き、金属、一般機械器具、電気機械器具、輸送機械、精密機械等の製造業者に新分野や他地域の市場への障壁意識調査を実施。
(3)川下産業から見た、北海道が抱える商慣習や営業スタイル、取引交渉における課題
大手自動車メーカーや電機メーカー等の最終製品を製造する川下企業20社に、ヒアリングやアンケート調査を実施し、道内企業の商慣習やウィークポイントについて調査を実施。

Ⅰ.新分野・他地域展開を果たした、16人の経営者達の言葉から(抜粋)

 道内ものづくり企業の16事例について、経営者の意識や行動面での特徴を整理。

経営者の意識 経営者の行動
(1)顧客開拓への積極的な意識
  • 新しい市場や地域にも積極的に飛び込む。
  • 来た仕事は断らない。
  • 徹底的に顧客ニーズを把握する。
(1)顧客開拓に対する積極的な行動
  • 何か話しがあれば、「必ず」「すぐに」行動を起こす。
  • 顧客企業からの要求とのギャップを縮める交渉の努力。
  • 試作などから具体的な足がかりをつくる。
(2)業務完遂や品質・コストへのこだわり
  • 引き受けた仕事は何としてでも完遂させる。
  • 常に「コスト」「時間」意識をもって行動する。
(2)業務完遂や品質・コストに対する取り組み
  • 自社で、幅のある工程を手掛ける。
  • 顧客の要求にみあう納期・品質管理に取り組む。
(3)リーダーシップ
  • 自らの思いや考えを伝え社員全体の意識を高めていく
  • 自社の技術に誇りをもたせ社員に成長意識を植えつける。
(3)組織マネジメント
  • 若手社員に積極的に成長機会を与える。
  • 経営者自らが率先して社員とコミュニケーションを図る。

Ⅱ.道内ものづくり企業の商慣習について(抜粋)

 大手自動車メーカーや電機メーカー等の最終製品を製造する企業に対して、道内企業から売り込みや商談・交渉への対応の商慣習を調査・分析。

※調査対象 川下企業:大手自動車メーカー等20社、道内ものづくり企業:233社

○川下企業との接点・取引実績の有無

(川下企業の声)
  • 特に、道内に製造拠点を有していない川下企業は、道内企業とはほとんど取引がない。
(道内ものづくり企業の実態)
  • アンケート回答企業のうち30%は道外取引がなく、75%の企業は道外取引比率が半分に満たない。

○顧客開拓に向けた取り組みへの積極性

(川下企業の声)
  • 営業にきても名刺やパンフレットを渡すだけで、積極性、熱心さを感じない。
(道内ものづくり企業の実態)
  • 多くの企業が「積極的な営業を行っている」と回答しているが、川下企業からは「取引に向けた踏み込みの深さやねばり強さがなければ取引まで至らない」という指摘がある。

○交渉の熱心さとねばり強さ

(川下企業の声)
  • 交渉において、諦めが早く、ねばり強さがない。
  • もっと、顧客の要請に応える姿勢が欲しい。
(道内ものづくり企業の実態)
  • 全体の半数近くの企業が、新事業展開の取り組みをしても期待通りの成果があがらず。
  • 成果の大半は、既存水準で対応できる内容で、改善・努力によるものは少ない。

○「要求水準との乖離」、「競争経験」と「不安意識」

(川下企業の声)
  • 競争経験がないこともあり、川下企業の要求品質や価格等の水準を理解しておらず、要求水準に達していない。
  • 設備投資などのリスクを取りたがらない。
(道内ものづくり企業の実態)
  • 取引不成立の要因として、「金額面」「技術面」で顧客の要求水準との乖離をあげる。
  • 成果をあげている企業、いない企業で不安を意識する内容(障壁意識)が異なる。
    • 成果あり《生産力や価格など具体的なニーズ対応に意識》
    • 成果なし《知名度や距離など外的要因に意識》

入手方法

申込・問い合わせ先

経済産業省北海道経済産業局 地域経済部 製造産業課
TEL:011-709-2311(内線 2570~2571)
FAX:011-707-5324
E-mail:hokkaido-seizo@meti.go.jp


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