** 食料品・たばこ工業の大幅な低下により鉱工業総合では▲1.9%となる見通し **
平成17年度の生産活動は、石油・石炭製品工業が一部事業所の生産本格化により上昇するのをはじめ、輸送機械工業が自動車部品の需要増により上昇するなど8業種が上昇するものの、食料品・たばこ工業が一部事業所の閉鎖により大幅に低下するのをはじめ、金属製品工業が公共工事、民間建築向け受注減により低下するなど6業種が低下し、鉱工業総合では前年度比▲1.9%となる見通し。
〔平成16年度実績見込み〕
平成16年度の生産活動は、パルプ・紙・紙加工品工業は一部で設備廃棄もあり、新聞巻取紙が減少したほか、食料品・たばこ工業はめん類、冷凍水産物が減少するなど8業種が低下したものの、金属製品工業では、鉄塔、鉄骨が受注増により増加したほか、一般機械工業では、化学機械、鉄鋼用ロールが増加するなど6業種が上昇し鉱工業総合では前年度比+1.5%となる見込み。
【主要業種の生産見通し】
- 【鉄 鋼 業】
- 平成17年度は、特殊鋼棒鋼、特殊鋼線材をはじめほとんどの品目で増加するため、前年度比+1.6%と4年連続の上昇となる見通し。
- 平成16年度は、普通鋼棒鋼が減少したものの、特殊鋼棒鋼、特殊鋼線材が国内外の自動車向けに増加したため、前年度比+3.9%と3年連続の上昇となる見込み。
- 【金属製品工業】
- 平成17年度は、アルミ建具が増加するものの、スチール建具、橋りょうが受注減により減少するため、前年度比▲4.3%と2年振りの低下となる見通し。
- 平成16年度は、アルミ建具、金網が減少したものの、鉄塔が受注増となったほか、鉄骨が民間建築向けに増加したため、前年度比+6.9%と5年振りの上昇となる見込み。
- 【一般機械工業】
- 平成17年度は、その他の一般産業機械、鉄鋼用ロールが減少するものの、化学機械が増加するため、前年度比+4.1%と3年連続の上昇となる見通し。
- 平成16年度は、その他の一般産業機械が減少したものの、化学機械、鉄鋼用ロールが受注増により増加したため、前年度比+11.4%と2年連続の上昇となる見込み。
- 【電気機械工業】
- 平成17年度は、無線通信装置や水晶振動子が減少するものの、発電機部品や、チップコンデンサなど一部の電子部品が増加するため、前年度比+0.7%と4年連続の上昇となる見通し。
- 平成16年度は、無線通信装置が受注減により減少したものの、水晶振動子などの電子部品が増加したほか、電磁リレーが自動車向けに増加したため、前年度比+3.5%と3年連続の上昇となる見込み。
- 【輸送機械工業】
- 平成17年度は、自動車駆動伝導装置が引き続き需要増により増加するのをはじめ、鋼船も増加するため、前年度比+1.9%と4年連続の上昇となる見通し。
- 平成16年度は、自動車車体が若干減少したものの、国内外の需要増により自動車駆動伝導装置をはじめ自動車部品が増加したため、前年度比+4.5%と3年連続の上昇となる見込み。
- 【窯業・土石製品工業】
- 平成17年度は、生コンクリートのほか、多くのコンクリート製品がそれぞれ減少するため、前年度比▲1.8%と5年連続の低下となる見通し。
- 平成16年度は、護岸用コンクリートブロックが前年度の台風災害の復旧工事向けに、パイルが民間建築向けに増加したものの、公共工事の減少などから生コンクリート、道路用コンクリート製品などが減少したため、前年度比▲0.6%と4年連続の低下となる見込み。
- 【石油・石炭製品工業】
- 平成17年度は、一部事業所の生産本格化により、ほとんどの油種が増加するため、前年度比+16.9%と2年連続の上昇となる見通し。
- 平成16年度は、年度後半からの一部事業所の生産再開とともに、冬季の暖房需要増により、灯油、A重油が上昇したため、前年度比+8.9%と2年振りの上昇となる見込み。
- 【パルプ・紙・紙加工品工業】
- 平成17年度は、雑種紙が若干減少するものの、印刷用紙、衛生用紙が需要増により、前年度比+1.3%と3年振りの上昇となる見通し。
- 平成16年度は、雑種紙が輸出向けに増加したものの、新聞巻取紙が一部の設備廃棄により、板紙が需要減によりそれぞれ減少したため、前年度比▲1.8%と2年連続の低下となる見込み。

