全国の経済産業局では、パリにてクールジャパン商品のテストマーケティング支援を行うにあたり、パリのショールーム運営事業者(SAS ENIS(サス・エニス))等と連携し、「Challenge Local Cool Japan in Paris」事業を実施しています。
このたび、SAS ENISにより、パリで常設展示する北海道の商品が選ばれました。
なお、現地では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、店舗を3月下旬から休業していましたが、5月16日から営業を再開し、商品展示を行っています。
事業概要
本事業は、当局をはじめとした各地の経済産業局と「maison wa(メゾン・ワ)」を運営するSAS ENIS(サス・エニス)が連携し、伝統・文化、ものづくり技術等の各地域のブランド、魅力を体現したクールジャパン商品の海外販路開拓を支援することを目的に、世界のショーウィンドウであるパリのショールーム「maison wa」にて、クールジャパン商品の常設展示及びテストマーケティングを行います。
北海道の選定商品
- (株)水野染工場[旭川市]
- 手ぬぐい(観賞用額縁も含む)、手ぬぐいを使った小物(扇子、巾着、トートバック)等[印染商品]
北海道の選定商品の概要は、以下をご覧ください。
選定された全国の商品(33点)の一覧は、以下のウェブサイトをご覧ください
実施体制
参考
◯SAS ENIS 及びパリにおける商品展示場所「maison wa」
SAS ENISは、クールジャパン機構より約1億円の出資を受け、フランス・パリにある「maison wa」を運営しています。同社は、日本各地の魅力ある地域産品をプロモーションし、フランスでの販売・卸売り事業を実施して、日本各地で育まれた多様な文化の発信や地域のブランディングを推進しています。
また、maison waは、日本の商品を発見してもらうことを目的としたスペースとして、パリ1区の日本人街サンタンヌ通りからほど近くに2015年にオープンしました。毎月1,000人~1,200人の来客があり、日本に興味を持つ多くのフランス現地の人々で賑わっています。

maison wa 周辺地図
店舗外観
店内の様子
◯出展者の主なメリット
- パリ市内の好立地な実店舗に、低価格で自社商品の常設出品が可能
- 商品の問合せ等が発生した時に、現地日本人スタッフによる言語面や営業面でのサポートが可能
- 通関手続、関税処理にかかる業務負担および物流コストの軽減を図ることが可能
- 事業開始前に選択したコースに応じて、現地からのレポートを毎月、事業者にフィードバック
- 参加事業者が自主的に実施するほかの営業活動との組み合わせで、成約率や現地での信用度が高まることが見込まれる