経済産業省北海道経済産業局では、平成28年7月28日付けで、平成28年度予算ふるさと名物応援事業補助金(JAPANブランド育成支援事業)について、北海道内から4件の採択を決定しました。
事業概要
本事業は、優れた素材や技術等を活かした製品の魅力を高め、世界に通用するブランド力(JAPANブランド)の確立を目指す、複数の中小企業が連携した取組みに対して支援を行うものです。採択事業者は、海外展開の戦略づくりや、海外向け製品の試作、展示会への出展等を行い、地域の産品等のブランド化、海外への販路拡大に取組むこととしています。
北海道の採択案件一覧
申請者/参画事業者名 | プロジェクト名 | プロジェクト概要 |
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【戦略策定支援事業】 | ||
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道北のうまいっしょ 海外普及販路拡大事業 | 米国において道北の優れた食材と冷凍・保存技術を活かした農水産品のブランド化・販路拡大を目標に現地飲食関係者と連携して商品の市場調査を実施し、次年度以降の戦略策定を行う。 |
【ブランド確立支援事業(1年目)】 | ||
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別海町産生乳を原料とする乳製品の輸出に向けたブランド確立事業 | 日本一の生産量を誇る別海町産生乳の中でも特に高品質な原料乳の強みを最大限に活かしたESL製法牛乳のブランド価値を高め、次年度以降に展開するLL製法牛乳での台湾市場シェア1%を目指す事業。 |
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ペーパーウッドを使ったオリジナル製品の開発と海外販路拡大 | 広葉樹とカラー再生紙を使った独自製品「ペーパーウッド」を素材としたデザイン性の高い製品を、昨年に引き続きフランスの「メゾン・エ・オブジェ」に出展、フランスのみならずヨーロッパ各地への展開を図る。 |
【ブランド確立支援事業(3年目)】 | ||
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「北海道ヘルス&ビューティー」ブランド展開とアジア販路開拓事業 | 「北海道ヘルス&ビューティー」と総称する北海道素材を活用した機能性食品・化粧品のシンガポールを拠点としたアジア市場での販路拡大を目指し、現地市場ニーズ調査等を通じた新商品開発やブランド、商流ルートの構築を行う。 |
全国の採択案件については、以下のウェブサイトをご覧ください。
参考
戦略策定支援事業
参画する中小企業等の共通認識を醸成し、自らの現状を分析し、明確なブランドコンセプトと基本戦略を策定するため、専門家を招聘しブランドに対する理解を深めるためのセミナー等の開催、市場調査等を実施する経費を補助。
(補助率:定額、補助金額:100~200万円)
ブランド確立支援事業(1~3年目)
地域の中小企業等が、優れた素材や技術等を活かした製品の魅力を高め、国内さらには海外のマーケットで通用するブランド力を確立するため、市場調査、専門家の招聘、デザイン開発・評価、新商品開発・評価、展示会への出展等に要する経費の一部を補助。
(補助率:2/3以内、補助金額:100~2,000万円)