経済産業省北海道経済産業局では、「食料品製造業へのロボット導入の促進」に関する調査報告書をとりまとめました。
本報告書では、ロボット導入の促進による食料品製造業の生産性向上を目的として、「食料品製造業におけるロボット導入を妨げる障壁」、「ロボットSIerへの新規参入・成長プロセス」の分析と課題の整理を行いました。
- ※ロボットシステムインテグレータ [SIer] とは?
- 様々な機械・装置を組み合わせ、「最適なロボットシステム」を設計・提案し、ロボットのハンド・周辺装置の開発、工場への設置、動き方のプログラミングやメンテナンスまでを幅広く担う専門業者。中小企業の多種多様なロボット化のニーズに応える存在として、ロボットシステムインテグレータ企業の役割が重要。
調査報告資料
調査概要
調査1.食料品製造業におけるロボット導入を妨げる障壁
- 食料品製造業におけるロボット導入状況や今度の導入ニーズを明らかにするために、全国の食料品製造業に対し、アンケート調査を実施。
- 食料品製造業における「ロボット導入を妨げる障壁」を明らかにするために、ロボットの需要側である食料品製造業、供給側であるロボットSIerの双方に対し、全国規模でのヒアリング調査を実施。
調査2.製造業・IT企業における「ロボットSIerへの新規参入・成長プロセス」
- 北海道地域における新たなロボットSIer候補企業を明らかにするため、道内の製造業・IT企業に対するアンケート調査を実施。
- ロボットSIerへの新規参入・成長プロセスを明らかにするため、全国で活躍するロボットSIerに対するヒアリング調査を実施。
まとめ.今後に向けた取組み
- 食料品製造業におけるロボット導入を促進するため、今後必要な取組みを「理解促進・情報提供」、「人材育成」、「商慣習の改善」の3つの観点で整理。