経済産業省北海道経済産業局では、J-クレジット※1を地域内で循環させて、地域の活性化へとつなげていく方法を紹介する自治体・企業向けセミナーを札幌で開催します。
本セミナーでは、CO2排出削減・吸収量をクレジットしたことを見える化したカーボン・オフセット※2シールによる北海道初の循環モデル事業を実施している占冠村の取組や、旅行、ヴィッセル神戸・東北楽天ゴールデンイーグルス主催試合のカーボン・オフセットを地産地消で実施している楽天モバイル(株)の取組を紹介します。
【2019年12月24日更新】講演概要及び資料を追加しました。
開催概要
- 【日時】
- 2019年12月4日(水)13:30~15:30
- 【場所】
- 札幌国際ビル8階 国際ホール(札幌市中央区北4条西4丁目)
- 【定員】
- 100名(先着順・参加無料)
- 【対象】
- 自治体、企業等
- 【主催】
- 経済産業省北海道経済産業局
※当会場で排出されるCO2を北海道産J-クレジットでカーボン・オフセットしています。
プログラム(配付資料:国の支援制度について)(19/12/24 update)
- <制度紹介>
- 地球温暖化対策とJ-クレジット制度について
経済産業省 産業技術環境局 環境政策課 環境経済室 - <講演>
- 地域循環型のJ-クレジット活用でカーボン・オフセット!~新しい地域活性化スタイルを「自然体感占冠」から発信~
講師:占冠村 企画商工課 商工観光担当係長 橘 佳則 氏
- 概要:北海道の大自然を丸ごと凝縮した魅力の「自然体感占冠」は東京23区とほぼ同じ面積で、そのうち94%が森林という大きくて小さな村。村内の湯の沢温泉の薪ボイラーで創出したJ-クレジットを使って、ふるさと納税の寄附者や地場産品の購入者が地球温暖化防止に貢献できるクレジットの見える化「カーボン・オフセットシール」の活用を開始。
- REts(レッツ)のワンストップサービスによる効果的なJ-クレジットの活用~時代はCSR(企業の社会的責任)からESG(環境・社会・ガバナンス)へ~
講師:楽天モバイル(株) エネルギー事業本部 法人ビジネス課 環境価値サービスグループ アシスタントマネージャー 照井 順子 氏
- 概要:「REts(Rakuten Energy trading system)」は、多様化するJ-クレジットの活用ニーズに応えるため、「創出由来」や「価格」を判りやすく表示しつつ、Web取引による簡便で迅速な取引を実現する独自のシステム。この取り組みを通じた、持続可能な社会の構築、再生可能エネルギーの普及、本質的なCO2排出量削減への貢献について、また、J-クレジットの活用促進を目的として実施した、旅行、ヴィッセル神戸、東北楽天ゴールデンイーグルス主催試合のカーボン・オフセットについて紹介。
- <事例等>
- 全国のカーボン・オフセット事例紹介
説明者:J-クレジット制度事務局
- 概要:道の駅でのオフセット、ふるさと納税返礼品配送のカーボン・オフセットなど、全国の様々な事例紹介。
- <個別相談会>
- 15:30(セミナー終了後)から、希望者の相談に応じます。
申込方法
申込・問い合わせ先
北電総合設計(株)(平成31年度J-クレジット制度推進のための地域支援事業受託事業者)担当:篠原、藤田、細川
TEL:011-261-6545
FAX:011-261-6547
E-mail:energy-hss@hokuss.co.jp
参考
- ※1 J-クレジットとは
- 省エネルギー機器の導入などの取組によるCO2など温室効果ガスの排出削減・吸収量を「クレジット」として国が認証したもの。
- ※2 カーボン・オフセットとは
- 自ら削減できないCO2(カーボン)を、他の人のCO2削減・吸収量(J-クレジット)で埋め合わせ(オフセット)をすること。