経済産業省北海道経済産業局では、中東市場への本格進出に向けて平成26年2月27日(木)から3月3日(月)の日程で、北海道の食関連企業・団体のトップからなる大規模なビジネスミッションをドバイ、カタールに派遣しました。
現地企業等とのビジネスミーティング、北海道フェアでは北海道食品に対し高い評価が得られ、また、ホテル、レストラン関係者が高い関心を示し一部今後の商談へ繋がるなど、本格的な中東市場進出に確かな手応えを感じたミッションとなりました。
当局では、本ミッションの成果を確実なものとするため、来年度、九州地域等と連携しドバイショッピングモールでの常設JAPANブース設置を目指した事業実施など、次ステップの取組を行っていく予定です。
主な事業結果
<ドバイ(UAE)> 2/27~3/2
- シャラフグループとのビジネスミーティング
- ドバイでトップ5に入る財閥グループ。同社幹部とのビジネス展開の可能性について意見交換や試食を実施し、北海道の食品に対して高評価を得た。次年度は、北海道へ招き、生産現場や観光地を視察予定。
- 現地和食レストランとのミーティング
- 現地和食レストラン「TOMO」における意見交換では、オーナーから道産品の積極的な活用の意向が示され、今後、北海道で商談予定。
- 「GULFOOD2014」視察
- 食関連の貿易イベント「GULFOOD2014」で国際的な食ビジネスの現状を調査。参加者からは来年度の出展に意欲を示す声も聞かれた。
- 現地商社、ジェトロドバイとのミーティング
- 現地商社のサミットトレーディング(コスモ石油グループ)及びジェトロドバイと、日本食品の輸入状況、商習慣、食関連の規制等について活発な意見交換が交わされた。
<カタ-ル> 3/3
- カタール商工会議所でのビジネスミーティング
- 日本の経団連に該当する経済団体(会員数約22,000社)。同所幹部とカタールでのビジネス展開に向けたビジネスミーティングを実施。今後の企業進出のため商工会議所としての協力が得られることとなった。
- 北海道フェアの開催
- カタール大使館公邸において王族、企業等約30名が参加。道産食品を現地の嗜好に合わせて提供するなどし、参加者からは味、質ともに高い評価を得られるとともに、現地ホテル等も食材に高い関心を示し、今後現地商社を通じた商談を予定。