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「北海道☆RESASデータ分析フォーラム」の開催結果

~ 道内の大学生がデータ分析に基づいて考えた政策アイデアを紹介 ~

平成28年11月11日
経済産業省北海道経済産業局

 北海道経済産業局は、地方創生人材の育成に取り組む、(株)北海道銀行及び(株)道銀地域総合研究所と共同で、「北海道☆RESASデータ分析フォーラム」を開催しました。
 これからのビッグデータ時代を担う大学生(5大学)が、地域経済分析システム(RESAS:リーサス)を活用して地域の産業や観光を分析し、新たな発想に基づく政策アイデアを発表しました。

※RESASは、「Regional Economy and Society Analyzing System」の略

フォーラムの概要

【日時】
平成28年10月7日(金)15:00~17:00(開場14:30、情報交換会17:15~)
【場所】
ホテル ニューオータニイン札幌 2階 鶴の間
【参加者数】
196名(学生、自治体、企業など)

 プログラムやコメンテーターの紹介など、詳細は以下をご覧ください。

プレゼンテーション概要と専門家の主なコメント

 それぞれの大学が、RESASを用いて道内自治体の強みのある産業や携帯電話の位置情報を用いた人の動きなどを分析。
 コメンテーターからは、「自治体の強みや弱みの原因分析、現在だけでなく過去や将来の分析があればなお良い」といった意見のほか、「自治体単体で交流人口の増加が期待できる地域かどうかの分析や、周辺自治体との連携の分析があればなお良い」といった意見が出されました。

【発表者一覧】

 プレゼンテーションの概要は以下のとおりです。
 テーマをクリックすると、当日のプレゼンテーション資料がご覧になれます。

小樽商科大学

テーマ:地場産業の高度化と交流人口の増加による岩内町の持続的な地域づくり戦略(PDF形式/3,125KB)

プレゼンテーション概要
  • RESAS分析によると、岩内町は漁業従事者の事業規模が他地域と比較し高く、水産食料品製造業において稼ぐ力がある。
  • 町内ワークショップやアンケート結果によると、町内の若者はそのまま町内に定住する意志が弱い。
  • ニセコをはじめとする周辺の観光客や岩内町の海洋深層水事業を活かしたまちづくりを提案。
RESAS分析ポイント
  • 人口マップを用いて、町の若年層が町外へ流出している状況を分析。
  • 産業マップを用いて、町の強みのある産業や弱い産業を分析。
  • 観光マップを用いて、町内の交流人口が少ないことや、ニセコを訪れる外国人観光客が多い様子を分析。
コメンテーターの主なコメント
  • 岩内町の強みや弱みの原因分析や、現在だけでなく過去や将来の分析があれば、なお良い。
  • 岩内町単体で交流人口の増加が期待できる地域かどうかの分析や、周辺自治体との連携の分析があれば、なお良い。

札幌大学

テーマ:広域岩見沢市に新たな観光的魅力をつくる-滞在型観光政策(PDF形式/1,996KB)

プレゼンテーション概要
  • RESAS分析によると、岩見沢市の滞在人口は冬季が少なく、日帰り観光がメイン。
  • 若者の地元回帰には、若者が注目する観光資源の発掘と若者の嗜好にマッチしたアイデアが必要。
  • アグリツーリズムといった地元の特産農産物を活用した滞在型観光の可能性などを提案。
RESAS分析ポイント
  • 人口マップを用いて、市外に転出した岩見沢市の若年層が必ずしも再び岩見沢市に回帰していない様子を分析。
  • 観光マップを用いて、昼間の市内から市外への人の動き(市外通勤者)や、休日の市外から市内への流入の動き(観光客)を分析。
  • 観光マップを用いて、北海道グリーンランドやその他の市内観光スポットの集客状況を分析。
コメンテーターの主なコメント
  • 具体的な政策提言までなされており素晴らしいが、地域経済に与える効果まで言及されていれば、なお良い。
  • 固定観念にとらわれず、実際の現地調査を通じてアイデアを絞っているところが素晴らしい。

北海学園大学

テーマ:広尾町の質的・量的な現状分析をつうじた地域活性化策の提案―『サンタランド』の活性化に向けて(PDF形式/2,650KB)

プレゼンテーション概要
  • RESAS分析によると、広尾町は漁業に強みがある。一方、独自のアンケート調査によると、広尾町やサンタランドの認知度は極めて低い。
  • 滞在人口率は道内の中で低水準であり、国道336号線の流動人口と比較して、サンタランドに滞在する流動人口が少ない。
  • 従来の親から子供へのサンタメールの他に、子供から親へのサンタメールといったアイデアを提案。
RESAS分析ポイント
  • 産業マップを用いて、町の強みのある産業や弱い産業を分析。
  • 観光マップを用いて、町内の滞在人口率が道内各地と比較して低いことを分析。
  • 観光マップを用いて、町内の幹線道路沿いの流動人口と比較して、サンタランドの流動人口が少ない様子を分析。
コメンテーターの主なコメント
  • 広尾町(サンタ)と隣町の大樹町(宇宙産業)の取組みはともに「空」という点で共通していることから、2町が連携した取組みアイデアがあれば、なお良い。
  • サンタは12月のイメージなので、夏の流動人口増加対策として、例えばサンタ×サーフボード(夏)といったアイデアなど、冬のみのイメージを払しょくするアイデアがあれば、なお良い。

釧路公立大学

テーマ:釧路市観光スポットの来訪者分析-RESASメッシュ分析・流動人口を用いた考察(PDF形式/2,855KB)

プレゼンテーション概要
  • RESAS分析や観光スポット数の分析から、観光スポットと来訪者数には相関関係がみられる。
  • 釧路の地域資源である自然環境を生かした観光スポットには来訪者数が少ない。
  • 来訪者数の少ない地域では「ポケモンGO」のポケストップを活用した集客を提案。
RESAS分析ポイント
  • 観光マップを用いて、釧路市内の観光スポットにおける来訪者数を、500メートルメッシュ単位で分析。
コメンテーターの主なコメント
  • ポケストップを活用するアイデアと、ポケストップに集まった人々をいかに周遊させるかのアイデアがあれば、なお良い。
  • RESAS以外の独自のデータ分析も組み合わせて、オリジナルの分析結果から考察する取組みが良い。

北海道教育大学函館校

テーマ:RESASから捉え直す北海道最古の祭-北海道江差町の地域経済を御神酒の地産地消で元気にする(PDF形式/1,827KB)

プレゼンテーション概要
  • RESAS分析によると、江差町は、進学・就職による若年層の流出、官公庁に就業する職員の流出入、介護施設の充実による高齢者の流入が目立つ。
  • 江差町の第2次産業は弱いが、そのうち食料品製造業の感応度係数を向上させることにより、産業全体の向上が期待できる。
  • 地域の人口減少、少子高齢化を学生研究所を創設して解決することや、町特産の生産物を加工した食品や日本酒を製造することで、食料品製造業を育成し産業強化を図ることなどを提案。
RESAS分析ポイント
  • 人口マップを用いて、町内の人口の社会増減を分析。
  • 産業マップを用いて、町内の2次産業が弱いことを分析。
  • 農業マップを用いて、町内の農業分野において稲作が相対的に強いことを分析。
コメンテーターの主なコメント
  • 若年層の人口移動は親の移動に伴うものもあり、何故親が移動するかの分析があればなお良い。
  • 江差町の祭りの歴史的背景の分析調査や、日本酒の販売において他の地域の祭りとの連携アイデアがあるとなお良い。

写真:会場の様子
会場の様子

写真:コメンテーター
コメンテーター
(左から田岡室長、浦田専務、阿部部長、吉成代表)

参考


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