ホーム > イベント・行事カレンダー / 地域振興・産業立地 / 地域経済分析システム(RESAS:リーサス) / 企画調査課

「ニセコ町は本当に観光で稼げているのか」RESASを活用して分析

~ RESASを活用した政策立案ワークショップ開催結果 ~

平成29年2月1日
経済産業省北海道経済産業局

 ニセコ町では、ニセコ観光圏(ニセコ町、倶知安町、蘭越町)において、観光客やホテル建設等の観光投資が増加している中、本当に観光で稼げているのか、地域経済分析システム(RESAS)等のデータを活用して、現状分析や課題抽出を行い、町内の稼ぎ向上を目的とした政策検討を行いました。
 昨年12月には、経済産業省北海道経済産業局や内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)とともに、「RESASを活用した政策立案ワークショップ」を開催し、その検討内容について、町民や専門家、関係者を交えた議論をとおして、政策のブラッシュアップを行いました。

ニセコ町の分析・政策提案の概要 ※()内は活用したRESASデータ

<ニセコ町は稼げているのか>
  • 民間消費や観光業の生産額は町外に流出超過。また、町民所得や町の財政力指数も周辺市町と比較して相対的に低く、観光客や投資の増加が地域の稼ぎに十分繋がっていない。(地域経済循環マップ:地域経済循環図等、自治体比較マップ:財政力指数の推移ほか)
  • そのため、スキー場に多く集まる外国人観光客をターゲットとした観光消費拡大策が必要。また、これらを担う人材も不足していることから、人材確保も必要。(観光マップ:外国人メッシュ分析ほか)
<観光消費拡大のための地域資源>
  • 農林水産業は町内で唯一、町外から資金を稼ぐ産業。多種多様な農産物が販売されており、豊富なメニューを提供できることが町の食の強み。(地域経済循環マップ:生産分析、農林水産業マップ:農業花火図)
  • 道の駅ニセコビュープラザは町外訪問客も多く、食の魅力を発信する拠点となっているが、冬季の訪問客は少なく、加えて、スキー場と町内を結ぶ交通網が脆弱なため、外国人観光客の周遊も少ない。(観光マップ:目的地分析・メッシュ分析(流動人口)ほか)
<政策提案>
  • 道の駅に集まる食材を活用した料理をスキー場まで届ける
  • 公共交通の運行最適化による周遊促進
  • これらを担う人材として、地域おこし協力隊を地方創生の観点から戦略的に導入

 詳細は以下の資料をご覧ください。

専門家の分析

  • 日本人の宿泊旅行及び観光消費額が減少している中、増加する外国人観光客の消費を取り込んでいくことは、地域経済において非常に重要。
  • 観光で稼いでいくためには、観光関連業における物資の地域内調達率・観光消費単価・観光客数の増加が必要。
  • 既存統計やアンケート調査、RESASデータ以外にもSNSやカード決済データ等、様々なデータを複合的に活用して、観光客の行動パターンや消費動向を把握し、施策につなげることが効果的。
  • 観光業は外国人観光客を中心に急速に成長しており、各地域で観光商品が供給できない、働き手が足りない等の問題が発生。これからも自治体や町民総意で対策を練っていくと良い。

 詳細は以下の資料をご覧ください。

主な意見交換内容

テーマ1:観光消費拡大を図る食の活用策について

  • スキー場までの配達を効率的に実施するため、デリバリー専門業を創業し、スキー場にいる観光客の注文から町内飲食店が調理した料理の集約、配達まで一手に行うシステムを構築すると良いのでは。
  • 道の駅に商社機能を持たせて事業運営すると良いのでは。既存施設の活用であれば、金融機関からの融資も受けやすく、運営もしやすい。

テーマ2:働き手不足の対策について

  • 夏は道の駅、冬はスキーリゾート地で働く等、季節により仕事の組み合わせを工夫することで、通年雇用を創出できるのでは。
  • 一人が受け持つ業務の多様化、機械化等の生産性向上を図る取組も重要。

ワークショップ概要

【日時】
平成28年12月20日(火)18:00~20:00
【場所】
ニセコ中央倉庫群 旧でんぷん工場(虻田郡ニセコ町字中央通60-2)
【専門家】
首都大学東京 都市環境学部 自然・文化ツーリズムコース 教授 清水哲夫 氏
【参加者】
47名(ニセコ町、地域企業、金融機関、町民ほか)
【主催】
内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局、内閣府地方創生推進室、当局、ニセコ町

 プログラムについては、以下をご覧ください。

参考


ページの先頭に戻る

METIロゴ 経済産業省北海道経済産業局 総務企画部 企画調査課