経済産業省北海道経済産業局

パッケージデザインコンテスト北海道2018展示会のご案内

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デザイナーと商材企業による審査を経て、356点の中から受賞作品を選定しました。
展示会では、受賞作品をはじめ、全国からご応募いただいた作品を多数展示し、
初日の表彰式では、優秀賞10作品の中から、栄えあるグランプリと準グランプリを発表いたしました。


展示会

  • 場所
    札幌文化芸術交流センター 1F SCARTSモール
    札幌市中央区北1条西1丁目5


  • 日時
    2月23日(土)~2月28日(木)
    10:00~19:00

表彰式・トークショー

  • 場所

    札幌文化芸術交流センター 2F SCARTSスタジオ


  • 日時

    2月23日(土)

    • 【表彰式】13:30~
      グランプリ(北海道経済産業局長賞)、準グランプリ(札幌市長賞)、優秀賞、審査委員賞の表彰を行いました。
    • 【トークショー】14:00~15:30
      審査委員長の富田氏、審査委員の寺島氏・鎌田氏による本事業の総評と各賞のコメント、
      パッケージデザインの重要性をそれぞれのお仕事の事例をもとに紹介していただききました。

  • 審査委員

    • 審査委員長

      ONE INC. アートディレクター/クリエイティブディレクター
      富田 光浩 http://www.one-inc.info/

      1964年岐阜県生まれ。株式会社ドラフトに21年間在籍。その後2011年にONE-INC.設立。商品企画開発から、企業のブランディング、建築のサイン計画などトータルにディレクションを行い、近年は岐阜県の飛騨高山や大分県日田市など地域の課題に取り組む活動にも力を入れている。主な仕事に、モスバーガー、ワコール、トヨタ自動車、ブリヂストン、コーセー、UCC、三菱地所、日立製作所、ABC Cooking Studio、飛騨産業、AYURA、文明堂など。主な受賞に、東京ADC賞1998、1999、2012、2013、環境コミュニケーション大賞・環境大臣賞2012、グッドデザイン賞・金賞2013、2014など。JAGDA東京、東京ADC会員。


    • 審査委員

      寺島デザイン制作室 アートディレクター・グラフィックデザイナー
      寺島 賢幸 https://tera-d.net/

      1961年札幌生まれ。北海道造形デザイン専門学校卒業後、地元広告代理店を経て1992年有限会社寺島デザイン制作室設立。おもに道内のクライアントのブランディングを中心に広告、グラフィックデザインを手がけている。日本グラフィックデザイナー協会新人賞、台湾国際ポスターアワード金賞、中国グラフィックデザインアワード商業部門ベストアワード、NYADC銅賞、NYフェスティバル 銅賞、香港国際ポスタートリエンナーレ 銅賞、ショーモンポスターフェスティバル(仏)3位、シカゴ国際ポスタービエンナーレ タイポグラフィ賞ほか受賞。


    • 審査委員

      KD アートディレクター/グラフィックデザイナー
      鎌田 順也 http://kamadajunya.com/

      1976年北海道生まれ。東海大学卒業。北海道芸術デザイン専門学校卒業。KD主宰。洋菓子きのとや、松尾ジンギスカン、トモエ 福山醸造、横浜の和雑貨ブランド 濱文様など全国規模の企業ブランディング 、北海道ナチュラルチーズの専門店「チーズのこえ」などの個人店舗の総合ディレクションを行い、規模を問わず広く活動。沼田町 沼田厚生クリニックのサイン計画など行政案件も手がける。主な受賞に、ニューヨーク ONE SHOW 金賞、ロンドン D&AD 金賞、JAGDA新人賞、JAGDA賞、グッドデザイン賞、日本パッケージデザイン大賞 金賞、日本サインデザイン賞 最優秀賞など多数。東海大学、札幌大谷大学非常勤講師。




対象企業・対象商品

  • No.1

    真鱈のポンタラ 株式会社うろこ市 (稚内市)
  • No.2

    乾燥石狩鍋セット 株式会社ショクラク (石狩市)
  • No.3

    折り畳み長靴 パッカブル 第一ゴム株式会社 (小樽市)
  • No.4

    ほくほくスイートポテト 株式会社 四季舎 (苫小牧市)

  • No.5

    COFFEE SPOON & MUG 円舘工芸舎 (美幌町)
  • No.6

    すずらんみそ /
    塩糀の素 三五八 太田醸造有限会社 (訓子府町)
  • No.7

    ゆめぴりか 山本農園 (森町)
  • No.8

    たらこの佃煮 株式会社カネト水産 (古平町)

  • No.9

    ハスカップの炭酸入り
    焼酎用割材 株式会社丸善市町 (苫小牧市)
  • No.10

    シニア向け
    ヘルスケアフード 株式会社Hokkaido Products (札幌市)


受賞作品

グランプリ
北海道経済産業局長賞

  • 天野 和俊作品

    天野 和俊
    P.K.G.Tokyo(東京都)
    【乾燥石狩鍋セット】
審査評
  • 何も大げさな売り文句は書かれていない。しかしこの商品の魅力が伝わってくる。
    うまいパッケージデザインだと思います。
    世の中、左脳的な理屈や根拠をアピールするパッケージに溢れる中、
    それの真逆を行くこの作品は思い切りの良さと、デザインしている作者の楽しさが伝わります。
    右脳には、直感的なひらめきや、感情を伝える大切な役割があり、
    その処理スピードは、左脳とは比べものにならないと思います。
    見た瞬間に「ああ、何かいい!」と伝えることは、とても難しいけれど
    やりがいのあるコミュニケーションの挑戦だと思います。
    (富田 光浩)
  • とにかくクマの造形の完成度とフォルムのユニークさですね。黒1色のデザインは色の多い食品の棚の中で、きっと目立つと思います。「つい目がいってしまう」、これをさせられればパッケージデザインは成功なので、アイコンとしてのクマはそうさせるのに効果的でした。黒いクマが抱える鍋の中に色のある素材が見えるのも計算されてますね。細かいことだけれど、読点がたくさんあることを利用してクマのよだれにも使っているところなんか、遊び心があってデザイナーとしての力量を感じますね。
    (寺島 賢幸)
  • 今年の出品作品の中で、最も「一目見てイケる」と思えたデザインでした。私は良いパッケージの条件として「人に伝えたくなるかどうか」を重要視しているのですが、これはプレゼントされたら嬉しくてたまらないでしょう。商品化にあたっては鍋のフタのギミックなど、超えなければならないハードルは多々ありますが、それを差し引いても商品化が楽しみなこの素晴らしいデザインに、審査員全員がグランプリに推しました。
    (鎌田 順也)

準グランプリ
札幌市長賞

  • 吉澤 恵作品

    吉澤 恵
    京都精華大学(京都府)
    【ゆめぴりか】
審査評
  • 「こんなに美しい自然の中で作られたお米はきっと美味しいに違いない。」
    と感じさせてくれるパッケージです。
    私は、オリエンシート作成のために、森町を訪れました。
    その時に見た風景が頭に蘇ります。美しい日本のお手本のような、素朴でホッとする農耕地でした。
    遠くにトラクターも見えます。
    丁寧に耕された田畑。豊かに実る作物。遠くの山々。どこまでも澄んだ青い空。
    このパッケージは、消費者にそこの景色を見せてくれます。
    このパッケージを店頭で見たら。一度は買ってしまう魅力があります。
    そして一度買ったなら。
    このお米の美味しさに、また買ってしまうと思うのです。
    (富田 光浩)
  • 全面をイラストレーションで表現した米袋はなかなかないですね。もともと黒が使われることの多い米袋に、白を使っていることも新鮮でした。お米は白ですし、その清潔感も感じます。なんだか気持ちがいい作品です。そして裏側までぐるっと絵で埋め尽くされているのもいいですね。空いているスペースがせいぜい山肌の部分ぐらい。そうするために難しいのは広い空のスペースですが、とても上手に表現しています。絵心がないとこんな模様のような空はなかなか描けるものではないですね。
    (寺島 賢幸)
  • 自然の息吹を感じるデザインが準グランプリに輝きました。このお米は土鍋などで丁寧に炊きたくなる、そんな魅力があると思います。聞けば作者は学生だと聞き、このコンペの可能性が広がったことも嬉しいですね。私はこの荒さの中に若干「雑」な一面が見え隠れしており、それをしっかりとコントロールして「意思のある雑さ」に定着できれば素晴らしいデザインになるのではと思っています。
    (鎌田 順也)

優秀賞

  • 鳥羽 恭彰作品

    小山 豊史・細谷 塁・鳥羽 恭彰
    北包連株式会社・株式会社20パーセント
    (北海道札幌市)
    【真鱈のポンタラ】
    • 一般的な干物のデザインに和風なものが多い中、ポップなアポローチが新鮮でした。ネーミングの中の「ぽん」を利用して音を感じさせ、印象を長く持続させる作戦ですね。中の商品もしっかり見えるのでシズル感もありますし、これだけ文字が大きければ、店頭でもすぐに目に留まるはずです。なにより、なんだか楽しいのがこの作品のいいところでしょう。買ったら「これ面白いよね」って人に見せたくなる、そんなデザインだなと。実際に販売されたら「ぽん」と呼ばれるのは間違いないですね。
      (寺島)
  • 野村 ソウ作品

    野村 ソウ
    STUDIO WONDER(北海道札幌市)
    【折り畳み長靴パッカブル】
    • 気負わない、サラッとしたデザインとカラーリングは見ているうちに北欧から来たデザイン雑貨のように思えてきます。
      北欧はどんよりとした天気と白夜の続く気候です。そこで憂鬱な気分に彩りをもたらすようなデザインが生まれました。
      実は日本も雨が多く、年間100日は雨という統計もあります。
      このパッケージデザインには、少ない部材と行程で組み立てられるシンプルな美しさと、柔らかな曲線によって、暮らしに彩りを添える可愛らしさがあります。
      (富田)

  • 田中 朝子作品

    田中 朝子
    株式会社電産企画(東京都)
    【ほくほくスイートポテト】
    • 正面のデザインよりも、側面の絵柄のおもしろさに票が集まりました。パッケージを複数個並べると絵柄がつながるというアイディアが目を引いたからです。私も側面の絵柄を正面に持ってくるという条件つきで票を入れました。そういう意味で未完成なデザインであったわけですが、それだけこの側面のアイディアとグラフィックが魅力的で、激戦となったこの部門を制したのでした。
      (鎌田)
  • 山口 崇多作品

    山口 崇多
    10inc.(東京都)
    【COFFEE SPOON&MUG】
    • 物が美しく見える箱。
      それがこのパッケージの印象です。
      余分なもの、目障りなものが一切ない。
      気持ちの良い箱だと思います。
      長い年月を経た材を用いた木工ろくろ製品。
      その丁寧な仕事は、購入者の手に渡っても一生もので、長い年月を過ごすのだろう。
      デザインモチーフは、その年輪=年月。大自然の時間、人間の暮らす時間、物の生命。
      とっておきたくなるこの箱もまた、ゴミとならず、物の生命の宿るデザインとなりました。
      (富田)

  • 青木 卓也作品

    青木 卓也
    株式会社ディステリア京屋(北海道帯広市)
    【すずらんみそ / 塩糀の素 三五八】
    • シンプルで無理にデザインをしないデザインには高級感があって惹かれます。ホワイトスペースを多く取った中にクセのない文字を並べることでそうなりますが、文字の大きさや、全体の中での位置、行間、字間など、しっかり気を配らないといい結果にはなりません。この作品にはそういった細かな配慮があって完成度が高いものになっています。バランスをとるセンスの良さを感じますね。うっすら見える樽のイラストも隠し味的にさりげなく、大人の演出です。何らかの形で味噌のシズル感が加わればさらに良くなったかもしれません。
      (寺島)
  • やまだ めい作品

    やまだ めい
    デザイン事務所カギカッコ(北海道旭川市)
    【たらこの佃煮】
    • 耳たぶを“たらこ”に見立てて、そこを思い切って強調したのは功を奏しましたね。白地に黒のイラストと文字を使い、さらに文字にクセをつけずにプレーンにすることで、より色のついた耳たぶに目がいくように考えられています。イラストも細いラインにして主張し過ぎないように意識したんでしょうね。欲を言えば右下の「積丹半島」の文字もモノトーンの表現が良かったかもしれません。通常ここまで大きな耳たぶはないからこそ、つい目がいってしまいます。「違和感」を上手く利用した作品ですね。
      (寺島)

  • 茂山 登志男作品

    茂山 登志男
    プログラフ株式会社(新潟県)
    【ハスカップの炭酸入り焼酎用割材】
    • ハスカップの果実がそのまま飲料になったような、素朴さとお洒落さのバランスが良いデザインだと思います。シャープすぎず、お洒落すぎず、かわいくなりすぎてないところが魅力。ハスカップの形の穴があいていて、液の色そのものでハスカップを表現しており、ラベルの色数が抑えられている点も良かったです。
      (鎌田)
  • 番匠 遼大作品

    番匠 遼大
    京都工芸繊維大学(京都府)
    【シニア向けヘルスケアフード】
    • デザインモチーフは、Hokkaido 100%。
      抽象的なグラフィックパターンは、野菜畑や海や川を表しているのだろう。
      商品化の際には、もう少しこの抽象パターンをわかりやすくする必要があるかもしれない。
      日本の高齢者の介護食のパッケージデザインは、いわゆる説明型でデザイン性のあるものは見かけない。
      どちらかというと幼児っぽいトーンであり、人生経験を重ね、見識のある大人の食のトーンがこのようなデザインでいいのか? と感じている。
      その意味で、このパッケージは介護食業界のデザインに一石を投じるものだと思う。
      (富田)

審査委員賞

  • 富田光浩賞
    中野 知木・中橋 春香作品
    中野 知木・中橋 春香
    kitamichi design
    (北海道苫小牧市)
    【折り畳み長靴パッカブル】
    • 日本は、世界でも雨が多い国の一つだと思います。楽しいレイングッズのマーケットは、今よりもっとあると思います。
      このパッケージの持つ、明るさはいいと思います。一コマ漫画のようなこの袋を見ていると、何かいろいろとアイデアを考えて見たくなります。
      そんな楽しさを与えてくれるデザインだと思います。
  • 寺島賢幸賞
    鈴木 文土作品
    鈴木 文土
    LAND
    (宮城県)
    【ほくほくスイートポテト】
    • 応募数の一番多いスイートポテトの中で、最も目を引いたのはこの作品ですね。僕自身、何もしない削ぎ落としたデザインが好きなのもありますが、やっぱり要素の少ないミニマルなデザインは目に入りやすいだろうと思います。ポテトそのものの形にせず、きれいな楕円にしたことでモダンな雰囲気になっているし、間に白地があって上下が唇のようにも見えるので、ちょっとコミカルさも感じます。商品の色も少し暗めにして、形をはっきり見せようという意図が伝わります。装飾的なデザインも多い中で、この潔さは好きですね。
  • 鎌田順也賞
    カトウ マサタカ作品
    カトウ マサタカ
    ブルードッグ・グラフィック
    (北海道札幌市)
    【すずらんみそ / 塩糀の素 三五八】
    • 個人的にとても好きな作品でしたので、惜しい!という気持ちも込めて選ばさせていただきました。デザイン賞ではヌケの良いデザインが評価されると思われがちで、そのような応募が目立っていました。そういう意味でこの作品はとても惜しかったと思います。全体の佇まいはとても素敵で、丁寧につくられたお味噌であることが表現されているのですが、表層の部分だけでなく、バックストーリーもぎゅっと圧縮されているものになっていれば、もっと上位を望めたと思います。

奨励賞
※「入選」から「奨励賞」に名称を変更しました。

  • 茂山 登志男作品

    茂山 登志男
    プログラフ株式会社
    (新潟県)
    【真鱈のポンタラ】
  • 横田 栞作品

    横田 栞
    P.K.G.Tokyo
    (東京都)
    【真鱈のポンタラ】
  • 淺川 和敏作品

    淺川 和敏・魚住 綾
    株式会社ソイルフル
    (東京都)
    【乾燥石狩鍋セット】
  • 茂山 登志男作品

    茂山 登志男
    プログラフ株式会社
    (新潟県)
    【乾燥石狩鍋セット】
  • 臼井 幹子作品

    臼井 幹子
    プログラフ株式会社
    (新潟県)
    【COFFEE SPOON&MUG】
  • 新林 七也作品

    新林 七也
    AMAYADORI
    (北海道札幌市)
    【すずらんみそ /
    塩糀の素 三五八】
  • 茂山 登志男作品

    茂山 登志男
    プログラフ株式会社
    (新潟県)
    【ゆめぴりか】
  • 八木橋 ひかり作品

    八木橋 ひかり
    株式会社インプロバイド
    (北海道札幌市)
    【ハスカップの炭酸入り
    焼酎用割材】
  • 吉澤 恵作品

    吉澤 恵
    京都精華大学
    (京都府)
    【ハスカップの炭酸入り
    焼酎用割材】
  • 佐野 元一作品

    佐野 元一
    株式会社たきC1
    (愛知県)
    【シニア向けヘルスケアフード】

学生奨励賞

  • 栗林 里紗作品

    栗林 里紗
    桑沢デザイン研究所
    (神奈川県)
    【ほくほくスイートポテト】
  • 宮地 美沙作品

    宮地 美沙
    中国デザイン専門学校
    (岡山県)
    【ほくほくスイートポテト】
  • 岡庭 秀晃作品

    岡庭 秀晃
    長岡造形大学
    (新潟県)
    【ゆめぴりか】

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お問い合わせ
パッケージデザインコンテスト北海道 2018 事務局
(株式会社ノヴェロ内)
TEL 011-281-6631 10:00~17:00(土・日・祝除く)
主催:
経済産業省 北海道経済産業局 地域経済部 産業技術課 知的財産室
TEL 011-709-2311(内線2586) 8:30~17:15(土・日・祝除く)
共催:札幌文化芸術交流センターSCARTS(札幌市芸術文化財団)
後援:札幌市

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