道内企業初!「DXセレクション」で(株)近藤商会が準グランプリを受賞

~ 道内企業のDXの取組が加速しています ~

2025年3月27日
経済産業省北海道経済産業局

 経済産業省は、DXセレクション2025※1を公表し、このたび(株)近藤商会[函館市]が制度開始以降、道内企業として最高位である準グランプリを受賞しました。あわせて(有)道環[網走市]が優良事例に選定されました。
 DXセレクションは、中堅・中小企業のDX優良事例を選定・公表し、DX推進と地域活性化を図ることを目的に実施しています。
 さらに、本セレクションの応募に必要なDX認定※2は、道内では今年度新たに15社が認定され、2020年度の制度開始以降、累計31社となり、着実に道内のDXの取組が進み始めています。

DXセレクション2025選定概要

DXセレクション2025「準グランプリ」(2024年10月「DX認定」取得)

【事業者名】
(株)近藤商会[函館市]
【事業内容】
通信販売事業、DX事業、オフィス内装事業 等
【取組内容】
テレワークやペーパーレス化、Webマーケティングなどのデジタル施策を活用し、主力である事務用品販売のスタイルを訪問から通販へとビジネスモデル転換した。インサイドセールスを主体にした営業活動により顧客を全国に展開し、売上は7割増、受注要員・配送要員は8割減を実現。

DXセレクション2025「優良事例」(「DX認定」取得予定)

【事業者名】
(有)道環[網走市]
【事業内容】
一般および産業廃棄物収集・運搬・処分、リサイクル事業 等
【取組内容】
廃棄物の収集・運搬・処分、リサイクル事業などの報告業務を、紙による手作業からスマートデバイスでのデジタル記録に置き換え、データの自動集計と必要な形式への自動変換を可能にし、業務効率の改善と生産性向上を実現。これにより、日々の集計・転記作業に要していた時間を1日あたり3時間削減し、従業員の負担を軽減。

 全国の受賞者等詳細は以下のウェブサイトをご覧ください。

DXセレクションとは

 デジタルガバナンス・コードに沿った取組を通じて、DXで成果を残している中堅・中小企業等のモデルケースとなるような優良事例を選定し、グランプリ、準グランプリ、優良事例として公表する2022年から開始した取組です。
 DXセレクション2025では、全国からグランプリ1件、準グランプリ3件が受賞、優良事例11件が選定されました。
 道内では、これまで、池田食品(株)がDXセレクション2023優良事例に、アイビック食品(株)がDXセレクション2022優良事例に選定されています。

※デジタルガバナンス・コード
経済産業省が、企業のDXに関する自主的取組を促すため、デジタル技術による社会変革を踏まえた経営ビジョンの策定・公表といった経営者に求められる対応を取りまとめたもの

DX認定とは

 デジタルガバナンス・コードに対応し、DX推進の準備が整っていると認められた企業を経済産業省が認定する、2020年11月から開始した制度です。
 なお、DXセレクションに応募する企業は、DX認定を取得しているか、今後取得することを自ら宣言する必要があります。2025年3月現在における道内取得数は、31件(前年比+15件)と増加傾向であり、着実に道内のDXの取組が進み始めています。

参考

ページの先頭に戻る