2025年度 自動車の電動化に向けた競争力強化セミナー第2弾を開催します
~ EVシフトの行方と拡張するソフトウェア領域への理解を深める ~
経済産業省北海道経済産業局
経済産業省北海道経済産業局は、道内サプライヤーのCASE※対応と事業転換を支援する「ミカタプロジェクト」の一環として、自動車の電動化に向けた競争力強化セミナーを開催します。
本セミナーでは、自動車を取り巻くデジタル技術の進展に伴う設計・製造工程のデジタル化など、拡張するソフトウェア領域の重要性について説明します。また、電動化が地域の自動車産業に与える影響調査結果をもとに、道内自動車関連サプライヤーやIT企業に求められる今後の事業戦略について考察します。
※CASE:自動車業界における未来の方向性を示す造語で「Connected(コネクテッド)」「Autonomous(自動運転)」「Shared&Services(シェアリング・サービス)」「Electric(電動化)」の頭文字を取ったもの。
開催概要
- 【日時】
- 2025年11月6日(木)15:00~17:00
- 【場所】
- 北農健保会館 3階 芭蕉(札幌市中央区北4条西7丁目1-4)
- 【配信方法】
- Microsoft Teams
- 【定員】
- 会場:20名(先着順)、オンライン:定員なし
- 【参加費】
- 無料
- 【対象】
- 道内ものづくり企業・IT企業、自動車関連産業への参入を目指す企業 等
- 【主催】
- 経済産業省北海道経済産業局、(一社)北海道機械工業会
プログラム
- <第1部>
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- 講演:EVシフトの行方と拡張するソフトウェア領域 ~今後、日本の自動車産業はどう向き合うべきか~
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自動車の電動化により、エンジンなど従来型部品の需要が減少し、軽量・小型化への対応が求められています。さらに、SDV※化の進展により、設計・製造工程のデジタル化が加速し、ソフトウェア関連技術の重要性が高まっています。
本講演では、上記について理解を深め、道内IT企業が自動車関連ソフトウェア分野への参入・協業の可能性を探るための具体的な知見の獲得を目指します。また、EV市場の最新動向を踏まえ、今後の日本の自動車産業の針路について考察します。
※SDV(Software Defined Vehicle):クラウドとの通信により、自動車の機能を継続的にアップデートすることで、運転機能の高度化など従来車にない新たな価値が実現可能な次世代の自動車。
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- 講師:(株)日本電動化研究所 代表取締役 和田 憲一郎 氏
- 略歴:三菱自動車にて新世代電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」の開発責任者を務める。現在は(株)日本電動化研究所の代表取締役として国内外の企業のコンサルティングに従事するとともに、講演・執筆活動など多方面で活躍。
- <第2部>
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- 講演:自動車電動化の現状と東北・北海道および九州アンケート調査の結果について
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北海道・東北および九州地域の自動車関連企業を対象としたアンケートの調査結果をもとに、自動車の電動化が地域の自動車産業に与える影響を分析。道内自動車関連サプライヤーに求められる今後の戦略的対応について考察します。
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- 講師:名城大学 経営学部 教授 田中 武憲 氏
- 略歴:トヨタ自動車(株)をはじめとした日本の自動車・部品メーカーの経営戦略、特にCASE対応について研究。中部・九州・東北・北海道などの自動車産業集積地における産業振興策の策定にも関与。2023年4月より、名城大学「社会連携センター長」および「自動車部品電動化戦略研究センター長」を兼任。
申込方法
以下の申込フォームから申込みください。
申込締切:2025年11月4日(火)
問い合わせ先
- (一社)北海道機械工業会 担当:飯田、鈴木
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- TEL:011-222-9591