道内4自治体の課題解決に取り組むスタートアップ等を募集します
2023年8月23日
経済産業省北海道経済産業局
経済産業省北海道経済産業局
経済産業省北海道経済産業局では、道内自治体が抱える課題解決に向けて、自治体とスタートアップ等とのマッチングや連携プロジェクトづくりの支援事業を行っています。
このたび、本事業に参加する4自治体の地域課題を公開するとともに、課題解決に向けて連携を希望するスタートアップ等を募集します。
自治体の地域課題
富良野市(市民生活部 環境課)
- テーマ:林地残材の有効活用と、家庭ゴミの枝草類の処理方法
- 課題の概要:富良野市は周囲を森林に囲まれた盆地で、北海道の中心に位置する町です。林業では伐採した木材の約1/3の部分は運搬などが困難なため林地残材として放置を余儀なくされています。
また、家庭から出る枝草類の堆肥化を行っていますが、堆肥化の未熟や石などの異物混入などがあり、さらなる品質向上が必要です。
これらの林地残材の有効活用や枝草堆肥化の高品質化、新規活用法に係る技術を求めています。
森町(水産課)
- テーマ:ホタテ加工時の廃棄物の有効活用と、処理施設の省エネ化
- 課題の概要:森町は穏やかな内浦湾の南部に面した水産業の盛んな町です。特にホタテはふるさと納税の返礼品などとしても人気が高く、水産加工業者も多数所在します。
その一方で、加工時に出るホタテ貝殻やホタテウロなど副産物の処理、そして処理施設の光熱費削減が課題となっています。
これら廃棄物の有効活用法や光熱費の軽減できる自然エネルギー等の省エネ技術を求めています。
余市町(政策推進課)
- テーマ:醸造用ぶどう産地としての体制整備
- 課題の概要:余市町は醸造用ぶどうの栽培において実績を有し、近年ではワイナリー数も増加しています。
一方で、農家の高齢化が進む中で労働力不足が課題となっており、草刈り・薬剤散布など農作業の機械化・省力化が求められていますが、実証段階から先に進まず実用化の実績が少ない状況です。加えて、観光産業への波及についても、公共交通や受入施設の不足という問題を抱えています。
そこで、ワインの銘醸地としての体制整備に向けた技術やアイデアを求めています。
蘭越町(農林水産課)
- テーマ:水稲や施設園芸におけるスマート農業による効率化
- 課題の概要:蘭越町は、「らんこし米」として道内の良食味米産地であり、近年ではトマトやアスパラガス等の施設園芸も展開しています。
当町においても、高齢化や離農の増加は顕著であり、作業効率化に向けたスマート農業が必要です。
特に、水田における除草システムや各種野菜の収穫ロボットなど先端技術を駆使した様々なアイデアを求めています。
連携希望スタートアップ等問い合わせ方法
プログラムに参加する4つの自治体の課題解決に繋がる技術やサービスを保有する事業者は、E-mailにて問い合わせください。
件名を「自治体マッチング」とし、本文に企業名・団体名、役職、氏名、電話番号、メールアドレス、関心のある自治体と課題、自治体との連携イメージ(業務委託・共同実証など)を明記し、製品・サービスの内容が分かる資料を添付の上、以下の問い合わせ先までお送りください。
問い合わせ先
- (株)リバネス 研究開発事業部 担当:瀬野、戸上
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- TEL:03-5227-4198
- E-mail:RD@lne.st