「物流の2024年問題」に“効く”事例集を作成しました
~ 北海道における共同輸配送等物流効率化に役立つヒント ~
2024年5月28日
経済産業省北海道経済産業局
経済産業省北海道経済産業局
経済産業省北海道経済産業局では、物流が、担い手不足等の課題のほか、物流の2024年問題※にも直面していることなどを踏まえ、物流効率化に役立つ事例集を作成しました。
本事例集において、共同輸配送や商慣習の見直しなどの物流効率化に取り組まれている北海道における企業の取組事例を紹介することにより、荷主企業や物流事業者間での協力・連携促進を図ります。
※トラックドライバーへの時間外労働上限規制の適用等により、産業活動に不可欠な物資が運べない事態が生じうる問題。
背景
物流は、経済活動や包摂的成長を支える社会インフラですが、人手不足の深刻化等の課題に加え、2024年度からトラック運転手への時間外労働上限規制が適用される「2024年問題」等、産業活動に不可欠な物資が運べなくなる事態が起きかねない危機的な状況にあります。
とりわけ北海道は、物流課題がより顕著であり、持続可能な物流機能構築の重要性が高い地域となっています。
本事例集は、こうした厳しい環境の中、北海道の持続的な物流の実現を図るため、共同輸配送や商慣習の見直しなどの物流効率化を促進することを目的として、荷主企業や物流事業者の参考となるよう、作成したものです。
掲載内容
共同輸配送による物流効率化
- カゴ台車等回収車輌の共同輸配送 /イオン北海道(株)×ムロオ北海道(株)
- 食品・日用品と地場水産品輸送の組み合わせによる物流効率化/(株)マルコシ・シーガル×花咲運輸(株)
- 複数メーカ-による複合機などの共同化配送/(一社)ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)
- 混載スキームの導入による輸送効率の向上/幸楽輸送(株)
- 地域に密着した企業の強みを生かした混載化の推進による物流効率化の実現/富田通商(株)
商慣習の見直しなどによる物流効率化
- 「ゆとり配送」による物流効率化 /アークスグループ
- 荷主のマッチングによる往復物流・一貫パレチゼーション輸送の取組/ホクレン(農協連)