物流の見える化による連携促進に関心をもつ事業者を募集します
~ 全国初!共同輸配送のデジタルマッチングを推進 ~
経済産業省北海道経済産業局
経済産業省北海道経済産業局では、農林水産省北海道農政事務所、国土交通省北海道開発局・北海道運輸局、北海道と連携の上、事業者の輸送情報を活用して物流効率化に繋げる「共同輸配送デジタルマッチング事業」を実施するとともに、本事業に登録する事業者を広く募集します。
本事業を通じ、物流データの見える化とともに、荷主企業や物流事業者間での協力・連携を促進することによって、北海道における持続的な物流の実現を図ります。
なお、事業者の垣根を越え、行政機関が実施する事業としては、全国で初めてとなります。
共同輸配送デジタルマッチング事業の概要
- 【事業内容】
- 共同輸配送デジタルマッチングによる動向分析・効果検証
混載や帰り便の貨物手配などの共同輸配送に取り組む意向をもつ事業者を対象として、システム上で共同輸配送のデジタルマッチングを促すためのサービスを提供するとともに、北海道内における輸送情報の集約化・データ化を行う。
本事業を通じて得られた物流データ等を活用し、共同輸配送等の動向およびデジタルマッチングに関する効果検証を行う。 - 【連携先】
- 農林水産省北海道農政事務所、国土交通省北海道開発局・北海道運輸局、北海道
- 【事業期間】
- 2024年12月12日(木)~2025年1月31日(金)
事業者の登録募集概要
- 【募集対象】
- 共同輸配送等の意向をもつ製造・卸売・小売業等すべての荷主事業者、運送・倉庫業等の物流事業者等
- 【登録によるメリット】
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- 共同輸配送デジタルマッチングシステム上で簡易にマッチング候補を検索できる
- 事務局が仲介し、マッチング候補事業者の了承の下、事業者と繋がることができる
- 繋がったマッチング候補事業者と直接連絡をとることができる
- 【登録費】無料
- 【登録・利用の流れ】
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- 輸送データ(出発地・到着地・輸送量等)を登録様式に入力・送付
- 共同輸配送デジタルマッチングシステム上に匿名化して登録される
- 登録事業者に対して検索システムのアカウントが発行される
- 発行アカウントを用いて必要条件を入力しマッチング候補を検索
- 条件の合う事業者の輸送データが表示される
- 検索で見つけた候補事業者について事務局に問い合わせ
- 事務局が仲介し、候補事業者の了承の下、両事業者間でのみ事業者名が公表される
- 候補事業者と直接連絡をとり、共同輸配送を検討できる
- 輸送データ(出発地・到着地・輸送量等)を登録様式に入力・送付
登録方法
共同輸配送デジタルマッチング事業への登録は、随時、受け付けます。
登録様式に必要事項を記入の上、件名を「[事業者名]共同輸配送デジタルマッチング事業」とし、以下の申込先までE-mailにてお送りください。
- 入力いただいた情報は、匿名加工の上で共同輸配送デジタルマッチングシステム上に反映させていただき、事業期間のみ登録の上、動向分析・効果検証に使用させていただきます。また、個人情報については、その保護に万全を期すとともに、原則として、第三者へ開示・提供することはありません。
- 共同輸配送デジタルマッチング事業への登録やシステムの利用によって、登録事業者間で生じたトラブル等については、一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。
申込・問い合わせ先
- 事務局:(一社)運輸デジタルビジネス協議会(TDBC) 担当:鈴木、須賀
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- E-mail:unyu.co@wingarc.com
- TEL:03-5962-7370
本事業実施背景
物流の2024年問題※などによるドライバー不足の解消には、共同輸配送の浸透等によって積載率を向上させることが必要不可欠との認識のもと、当局では、関係機関と連携した物流マッチングイベントの開催などの取組を行っているところです。
一方、今後、一層の共同輸配送を促進するため、イベント開催による物流マッチングのみならず、デジタル技術等を用い、他者の輸送データなどを把握することによって、広くマッチングできる仕組みの構築が望まれています。
このため、当局では、関係機関と連携の上、事業者の輸送情報を活用して物流効率化に繋げる「共同輸配送デジタルマッチング事業」を実施します。本事業を通じ、デジタルマッチングの有効性を示すことによって、道内の共同輸配送を一層の促進に繋げます。
※トラックドライバーへの時間外労働上限規制の適用等により、産業活動に不可欠な物資が運べない事態が生じうる問題。