タイトル画像:発明・工夫と特許の国

特許情報ってどんなもの?

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特許をとるためには、皆さんが考えた発明が新しいものでなければいけません。そこで自分の発明が新しいかどうかを知るために先行技術の調査をすることが重要になります。
先行技術に関する情報は特許情報を調べるだけでかなり多くのことがわかります。技術情報にもいろいろありますが、その中でも特許情報は日用品から先端技術まで幅広い分野の技術情報を網羅しています。あまり身近に感じないかもしれませんが、インターネットを使えば特許情報にアクセスするのは簡単です。この他にも特許情報には次のような特徴があります。

■最先端技術の開発指標

特許は先願主義を採用しているので、企業、大学、研究所等で研究開発された最新技術は、特許明細書にまとめられ、いち早く特許庁に出願されます。特許出願の内容は、出願日から1年6ヶ月を経過すると公開特許公報に掲載され、一般に公開されますから、これらの公報を見るだけで、最新の技術動向をすばやく把握することができます。

■豊富な技術内容と詳細な開示

特許出願に添付される明細書の詳細な説明には、実施可能な程度まで技術内容を記載することが義務づけされていますから、特許情報にアクセスするだけで、いろいろな技術についてのノウハウを知ることができます。さらに、過去の情報の蓄積も含めると特許情報の情報量は膨大で、まさに技術情報の宝庫といえるものです。

■権利情報としての側面

特許庁における審査を経て発行される特許公報には、特許権という独占権の認められる範囲を示した権利書としての機能があります。また、特許出願が公開特許公報に掲載されることにより、公開による補償金請求権が生じるとともに、将来審査によって特許権が認められる可能性のある技術についての予測が可能となります。

■世界共通の記載形式

世界的に標準化されたフロントページ(書誌事項、要約及び代表図面)、特許請求の範囲、発明の詳細な説明及び図面が、記載されています。このため、外国で発行された特許情報であっても、その内容を容易に理解することができます。また、国際的に統一された国際特許分類(IPC)が付与されているので、世界の特許情報の中から、必要な技術情報を簡単かつ網羅的に抽出することができます。

■検索しやすい情報体系

発明の名称、出願人、出願日等の書誌情報が豊富に記載されているので、これらを利用して必要な情報を抽出整理することができます。特に公報類の電子化に伴い検索機能が飛躍的に向上しています。また、特許庁から発行された一次情報以外に、抄録や索引類などの二次、三次情報も豊富に用意されており、情報が系統立てられて蓄積されているので、過去の遡った調査を容易に行うことができます。

■こんなにある特許情報の種類

特許情報の種類

特許情報の種類表

■特許情報にアクセスしよう

では、これらの特許情報はどうしたら得られるのでしょうか。特許庁ホームページ、北海道経済産業局知的財産室、北海道知的所有権センターなどで入手可能です。
工業所有権情報・研修館(INPIT)では、インターネットを通じて、誰でも、いつでも、どこからでも無料で特許情報の検索ができるサービスとして、「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」を提供しています。特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)では、明治以来、特許庁が発行してきた特許、実用新案、意匠、商標に関する公報や外国公報に加え、それぞれの出願の審査状況が簡単に確認できる経過情報等の特許情報を提供します。
さあ、インターネット検索にトライしてみましょう。

特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)